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CNETによるACCS久保田氏の発言についての見解 テレビゲームソフトウェア流通協会(ARTS)
ネットニュース(CNET)によるとACCS久保田氏は最高裁判決について次のような発言を行ったと報道されています。事実ならば大変遺憾とするところです。
「中古ゲーム販売訴訟判決は小売店に打撃」ACCS久保田専務理事
(1)席上、久保田専務理事は「(判決は)あくまで『物』を売る立場でしか見ておらず、『情報』を売る場合のことを想定していない」と批判。メディアの外面のみにとらわれて、情報コンテンツとしての視点に欠けていると主張した。 (2)さらに、「これまでは、中古販売というグレーゾーンには量販店が参入してこなかったから、小売店との住み分けができていた」と指摘。今後は「新品販売も中古販売も量販店が参入して価格競争になることが考えられる。そうなると、むしろ小売店の首を締めることになるのではないか」と警告した。
(3)現在、ACCSは、新しい著作権管理の枠組みを作ることを目指して、他メディア企業や著作権管理団体などとともに検討を進めており、必要ならば法改正も求めていくという。
先ず(2)に関してですが、中古ソフト訴訟が裁判所だけでなく、SCE独禁法違反事件として公正取引委員会でも争われていたことを忘れているかもしれないので概括しておきます。
次に(1)に関してですが、これだけでは意味するところは図りかねますが、申し添えます。中古ゲームソフト裁判はゲームソフトの商品特性・損害の有無の論議も行われています。例えば (ア)「劣化しない」は複製を重ねた時だけ意味があり,ゲームソフトは複製できない。 (イ)ゲームソフトは真正品の売買であり、「劣化しない」は情報媒体としての最低条件であり,何ら特筆に価しない。CD-ROMはむしろ傷により読み取り不能となりやすい媒体である。 (ウ)ゲームソフトは他のエンターテイメントソフトと同様に急速な需要減退があり、中古価格が需給関係を反映するが、新品は価格が硬直的であり売れなくなる。 (エ)中古売買と新品販売は、「下取り効果」、「試体験効果」、「評判形成効果」、「客層拡大効果」という相互補完関係をもち、ユーザーは「売買差額」でゲームを楽しんでいるから中古がなくなれば新品販売も冷え込むと予想される。 (オ)新品と中古が価格競争して需要拡大に努めること産業保護につながる。 などの論議を通して、「デジタル著作物としてのゲームソフト」について中古売買の是非を争ってきました。また「消尽なき頒布権」は世界標準に反し、所有権や独禁法などとも調整困難な問題を生み出す点も主張されました。この論議過程の詳細はARTSホームページ(http://www.arts.or.jp)「裁判報告」で公開しています。
終わりに(3)に関してですが、裁判に負けたから法改正を求めるかのようですが、98年より4年間我々は多大な労力とコストと時間を費やしています。その間販売店とソフトメーカーは反目し、業界の不振は日増しに強まっています。
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