テレビゲームソフトの中古売買の実態について 「CESAへの反論」
(記者会見/98.3.19)
私たちゲームソフト販売専門店はこれまで、ゲーム産業の発展に少なからず貢献
してきたと自負しております。専門店の多くは、ゲームソフトの新品販売を中心に、
ユーザーニーズに応える形で一定比率の中古販売を行っております。
中古問題が表面化したのは、ご高承のように、94年にSCEが市場参入してから
でありました。SCEの中古販売を排除したいとの流通戦略があったのは承知してお
りますが、その問題がいつのまにか著作権問題にすり替えられてしまいました。
そして、「PSの中古を扱うか」といった踏み絵を突きつけられて、販売業界が二分され
るという混乱を生じさせてしまったのです。
この問題の本質は、若年層を中心とするユーザーのニーズと制作者の利益をどのよ
うに調和させるかといった点にあると思います。
その意味で、CESAに真っ向から反発しようとするのではなく、これからの
ゲーム産業の健全な発展のために制作者と販売店とが真摯に取り組むことが大切であり、
それには問題の本質をきちんと捉えていただきたいというメッセージを伝えたいという
点に私たちの真意があるのです。
弁護士の有志で構成している「中古ソフト問題研究会」に所属しているある弁護士
は、自らのホームページで「ビデオゲームの中古販売と著作権法」について理路整
然とまとめられた上で最後にこう述べています。
「ゲーム制作会社がしっかりしなければ面白いゲームができず、ゲームの売上は落ち、
ゲームの専門店は成り立ちません。
一方で、ゲーム専門店が利益を上げられないようであれば、いくら面白いゲームを創っても売れ行きが伸びず、ゲーム制作会社
も成り立たなくなっていきます。
ですから、独占禁止法等に触れない範囲で、ゲーム制作会社の利益団体とゲーム専門店の利益団体とが話し合いを持つことを
否定する気はありません。
しかし、著作権法の一方的な解釈により、違法・追放キャンペーンを張って、相手を追いつめて有利な条件を導こうとするやり方には
感心できません。」
私たちはこのような有識者の言葉を重く受け止めて、一日も早く、CESAが私たち
との前向きの話し合いのテーブルにつかれることを心より期待しております。
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